竹之御所風・たけのこ姿ずし

たけのこ姿ずし

東京・小金井に三光院という臨済宗の尼寺がある。ここは、室町時代から続く、京都嵯峨にある尼門跡(にもんぜき)寺院・曇華(どんけ)院の別院で、歴史ある雅な精進料理を今に伝えている。 “竹之御所風・たけのこ姿ずし”の続きを読む

桜が咲った(わらった)

清明(fuyuki)

桜が咲いた。
私たちは、こぞって、桜の花の開花を今か今かとこころ待ちにし、散りゆく花を惜しむ。その理由というものがあるとすれば、どういうことだろうかと探したくなって、サクラという言葉をたどってみた。 “桜が咲った(わらった)”の続きを読む

わさびの花は怒らせて

春分 わさびの花は怒らせて

わさびの花の出荷がはじまりました。時季ものは出まわる期間がとても短いですが、逃さずにキャッチして速やかに下処理をしておけば、2週間くらいは十分に楽しむことができます。春分のわさびの花は、ツーンと辛さを引出して、醤油漬けにしてみてはいかがでしょう。 “わさびの花は怒らせて”の続きを読む

椿ままごと

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白玉椿(しらたまつばき)、侘助(わびすけ)、袖隠(そでかくし)、乙女椿(おとめつばき)・・・この風雅な名前はどれも、椿の花につけられたものです。古くから、日本人は椿という植物に特別な思い入れをして、親しんできました。 “椿ままごと”の続きを読む