2月に入り最初に巡ってくる午(うま)の日が初午。
稲荷神社の総本宮、京都の伏見稲荷神社のご祭神が伊奈利山へ降りた日が初午の日であったことに由来し、現在でも各地の稲荷神社で祭例が行われます。
「江戸に多きもの、伊勢屋、稲荷に、犬の糞」といわれるほど稲荷信仰は江戸時代に大流行し、今でも都内繁華街の街角や、ビルの屋上に稲荷神社は多く見かけられます。稲荷神社は全ての分祀社を含め全国に32,000社を数え、日本で一番多い神社です。普段通り過ぎる街角の、稲荷神社にふと気を留める初午の日、というのも季節の発見かもしれません。