夏に至ると書いて夏至(げし)。一年でもっとも昼の時間が長く、夜が短くなる時期です。
梅雨の盛りでもあるので、まだ肌寒い日もありますが、この日を過ぎると本格的な夏がやっています。農家では田植えに繁忙を極めるころ。そして実際の暑さのピークは1カ月ほど先になります。
冬至はかぼちゃを食べるの風習がありますが、関西では夏至や半夏生の日にたこを食べる習慣があるそう。これはタコの八本足のようにイネが深く根を張ることを祈願しているのだそうです。
スウェーデンでは、夏至のお祭りに『小さなカエル Små grodorna』(スモーグロードナ)という曲でフォークダンスを踊ります。『小さなカエル Små grodorna』の歌詞では、耳もシッポもないカエルを見て面白がっている様子が描かれ、カエルの鳴き声も描写されているのだそうですが、実はこのメロディは、日本でもおなじみのフランス童謡『クラリネットをこわしちゃった』の「オパッキャマラード パッキャマラード」の部分と同じ。夏至にカエルだなんて、日本のこの時季の風景に似ていますね。
Små grodorna, små grodorna är lustiga att se.
Ej öron, ej öron, ej svansar hava de.
Kou ack ack ack, kou ack ack ack,
kou ack ack ack ack kaa.
小さなカエルは面白い
耳もシッポもありゃしない
クーアッカッカ クーアッカッカ
クーアッカッカッカッカー