暑い熱いあついヒマワリ

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なぜなのか。

どうして皆が同じ方向に顔を向けるのか。

ひまわり畑の怪。
ならぬ「向日葵の不思議」にしましょうね。

別名、ひぐるま(日車)、ヒマワリソウ(日回り草)、サンフラワー(sunflower)。と呼ばれるヒマワリは、フランス語でも「soleil」で、まさに太陽そのもの。

太陽の動く方向を追うように、花が回るといわれた事から付けられた名前です。主に成長時期による動きなので大人になってもぐるぐる回る訳ではないのですが、特にひまわりは成長が早く観察しやすい花なのでそう言われたのでしょう。基本、植物はみな太陽が好きだから、太陽を向いて育つものです。

花市場の夏は様々なひまわりの花が並びます。

絵に描いた様なスタンダードな形の「サンリッチ」シリーズには、サンリッチオレンジ、サンリッチレモン、サンリッチパイン、サンリッチマンゴーなどなどフルーツの色別に名付けられた品種があって覚えやすいです。

また、ゴッホの向日葵、モネの向日葵など絵画でも登場する品種も並ぶから面白い。

チョコレートのように茶色い向日葵だってありますよ。ココアやチョコフレーク、ムーランルージュなどがその代表品種。

黄色い向日葵の中に少し混ぜるだけで大人っぽい雰囲気が出るので、向日葵のブーケなどを作るときには2割くらい混ぜるのがお気に入りです。

私のキッチンにも向日葵の一輪挿しが飾られています。

一輪でも可愛いのだけど‥。
やっぱり‥みんなが同じ方向を向いて、夏の青空の下で黄色い顔をビシーっとそろえるダイナミックな風景をひまわり畑で見たい!!!

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暑苦しい時期だからこそ!
暑い熱いあつい花を。

この、版画の向日葵のなんと暑苦しい事か。

皆様ご自愛くださいね。

MariquitaTokyo Official Blog

岩尾 真紀 (マリキータ東京フローリスト)

投稿者: 岩尾 真紀 (マリキータ東京フローリスト)

東京を拠点に活動する花屋/フラワーコーディネーター。主に企業のプロモーションや、広告、パーティー、レセプション装花や空間コーディネートを提案。1級フラワー装飾技能士、いけばな草月流師範、グリーンアドバイザー。美味しいもの、美しい物が大好きな人々があつまる"羽根木の森サロン"では定期的にお料理教室×花レッスンの五感で楽しむマリキータレッスンを開催。当サイトでの版絵は岩下加奈子(Mariquita)が担当。