ひっそり可憐な露草の色

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6月5日より「芒種(ぼうしゅ)」の節気。稲など穂の出る植物の種まき、田植えの目安とされるころ。

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季節は、初夏から梅雨へ。梅雨入りのころからみられる季節の花のひとつが露草(つゆくさ)。朝咲いた花が昼にはしぼんでしまうことから、朝露を連想させその名が付いたと言われ、また儚さの象徴として古くから親しまれてきた花です。

色づく紫陽花、育ちゆく朝顔、そして道端でひっそり可憐に咲く露草。青紫系の花々が、しとしと降る雨に美しく映える朝。
日本の伝統色でもある露草色をベースに、そのようなイメージを「芒種」の色に込めました。

投稿者: 石原 直樹 (季節のあるきかた編集部)

大手広告代理店、企画制作会社にてマーケティングプランナーとして従事。2012年、株式会社ハレノヒコンセプトを設立。商品/催事のコンセプト立案から販促計画まで手がける。日本人のハレの日の心理探求をもとに様々な企画を企業に提案。2015年、Life in Seasons Projectを立ち上げる。