6月5日より「芒種(ぼうしゅ)」の節気。稲など穂の出る植物の種まき、田植えの目安とされるころ。
季節は、初夏から梅雨へ。梅雨入りのころからみられる季節の花のひとつが露草(つゆくさ)。朝咲いた花が昼にはしぼんでしまうことから、朝露を連想させその名が付いたと言われ、また儚さの象徴として古くから親しまれてきた花です。
色づく紫陽花、育ちゆく朝顔、そして道端でひっそり可憐に咲く露草。青紫系の花々が、しとしと降る雨に美しく映える朝。
日本の伝統色でもある露草色をベースに、そのようなイメージを「芒種」の色に込めました。