
エアコンとさよならしてもう数週間たちます。窓を開けていると木々の香りがふわりと舞い込んできますね。
雨上がりにはエノコログサ(ねこじゃらし)の草っぽい香り。
引っ越し先の管理人さんに「2つ空いている駐車場のどちらがいいか‥」と迷って相談したら「こっちの方が広くてエントランスには近いけれど、秋にはドングリが雨のように降ってきて、それはすごい音で車におちているからねぇ‥」と言われました。
‥この情報を入手してよかった。まさにドングリが雨アラレの如く降ってきて、地面に打ちつける様を見た昨日‥改めてそう思いました。これは豊作の秋だなぁ‥と。

今回の版絵は、主に関東圏によく見られるドングリ4種です。堅果(けんか…どんぐり)も殻斗(かくと…帽子)もカタチ様々ですが、どれも見覚えがあるような…?個人的にはずっしり大き目なマテバシイが好みです。
手帳の版絵は、やや失敗気味…判子1枚絵に複数色のインクを乗せ重ねて、本番はワンチャンス!…精進いたします。
度々季節手帳の脇に登場するこの植物は、春に採取したコナラです。実からわずか飛び出した根と新芽の時期に山野から拝借して、少しだけ成長した小さな葉は冬まで長く楽しませてくれます。


そして…駐車場のドングリ雨が始まるとますます秋を感じるもの。それは銀杏並木の紅葉と、あたりに散らばる銀杏の香り。
茶碗蒸しの中に輝く翡翠色の一粒を、いつから好んで食べるようになったでしょうか。ちょっと苦いあの味は子供の頃にはあんまり得意では無かったのに。
フライパンでカラカラと炒っているとパチンパチンと弾けて殻がたまに飛んでくるのを面白おかしく祖母の脇で見ていましたね。熱々の銀杏はちょっと塩をつけ食べるとモッチリと苦く、そして甘い。
最近では茶色い封筒に一掴み入れて、(入れる前にペンチで割りますよ)レンジでチン。そうするだけで美味しい熱々銀杏が楽しめます。
この時期からお花市場では紅葉の枝や草花が出回り始めます。ちょっぴり気が早いけれど、色づいた木々や葉っぱの色が花束にも秋の色合いをプラスしてくれるからです。
かわいい木の実を拾い集め、身近なところに散らばった秋の色をちょっとだけお家の中にも飾ってみましょう。