いちょうのはっぱがおちて くるクルクルクル

%e3%82%a4%e3%83%81%e3%83%a7%e3%82%a6

小雪と書いて、こゆきではなく、しょうせつと読みます。まだ本格的な冬の訪れではなく、雪といってもさほど多くないことから、小雪といわれたのだそうです。

ちなみに気象庁の予報用語における「小雪(こゆき)」は、数時間降り続いても、1時間あたりの降水量が1mmに満たない雪のことをいうそうです。

関東では、いまが紅葉の盛り。昔と比べれば、ずいぶんと遅くなった印象ですが、外苑前のいちょう並木などが、見事な黄色に染まる様は、なんとも感慨深く美しく、この国の四季への感謝の気持ちが広がります。

いちょうのはっぱが
おちて くるクルクルクル
ゆうびんです ふゆがきますよといって
おちて くるクルクルクル

これは「いちょうのはっぱ」という童謡の曲。いちょうのはっぱが冬を告げる郵便だなんて、まさにいまの季節にぴったり。そしてロマンチックです。もうすぐ冬だよ、準備はどう? あたたかくして迎えてね。きっとそんなふうに告げているんでしょうね。

そしてクリスマスや年の瀬までも、あとわずか、なんだか外の寒さと反比例して、人の温もりがありがたい、心暖かい季節がはじまります。

投稿者: 望月 恭子 (季節のあるきかた編集部)

出版社勤務、フリーエディターを経て、出版・広告の企画・制作会社を設立、昨年創立25周年を迎えた。食品、美容、ファッションなど女性や生活に関わるテーマを幅広く扱う。編集を手がけた書籍、ムック本は40冊を越える。現在、専門学校で若い世代にマーケティングの基本などを教えている。