「雨水」の時期になると、花屋にお客様があるお花を求めてたくさんいらっしゃいます。さて、それはなんでしょう?!
答えはモモの花なのです。
毎年、モモの花を求めるお客様、つまり、お雛様を飾るお母様がほとんどだったりするのですが、その皆様に出会う度に、花屋のワタシは、「あー、日本文化が続いていてスバラシイ」と、本当に感動してしまうのです。(フランスかぶれのワタシなのに〜)
他人の私も、お客様の娘さんの健やかな成長を勝手に応援し、そして、桃の花がちゃんと美しく咲くよう念じてお渡ししてます。(コワくないですよー)
この、桃の蕾が、ほんとこれまた、パラッパラ落ちるので、ドキドキな品物なのです。
パリの花屋で働いていた時に、それまで和花と思いこんでましたが、もちろんpêcherという、名前でいたわけで。
現地で、同じ2月に彼と会った時に、こんな風に束ねられていたことが忘れられません。(pêcherペシェ 桃の枝 男性名詞なのです)
日本文化がっつりの姿とは、まるで別人だったから。
そして、日本のような、雛祭りによせた熱い思いも背負っていなかった。
同じ2月に登場する桃の枝。
ただそのピンクの花は、冷たい雪も水に溶かすような春の訪れを教えてくれるのは同じみたいです。
バタフライ デコ
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